Mirage F.1 C HASEGAWA


1973年からフランス空軍へ配備が始まったミラージュF1です。
ダッソー社といえば無尾翼デルタタイプの機体が中心となり、それは現在のラファールまで続く系譜となっていますが
F1シリーズにおいてはその「伝統」を一度捨てた機体としてオーソドックスな高翼配置に尾翼付きという手堅い設計コンセプトでした。
理由としては単にSTOL性能を要求したためで、当初艦上戦闘機としての運用を視野に入れていたためでした。
しかし実際には艦上戦闘機としては採用されす、空軍のみでの運用となりました。
様々な方面から異端児として扱われるケースも多く、賛否両論さまざまな話題を集めた機体でもありました。

輸出においてはF-16などの登場もあってヨーロッパをはじめとする西側諸国では不調な成績でしたが、中東諸国においては好調なセールスとなります。
そのため輸出国の大半で実戦経験を持っており、戦闘機としての役目を十分発揮することになります。
実戦経験を積んだ機体としては比較的アップデートに乏しく、輸入国オリジナルでの改修が中心になっています。
ただしそれも限定的なものであると予想され、予算として多額の資金をつぎ込んだ改修は皆無となっています。


ハセガワ製定番キットを製作したものです。
販売価格も700円台と非常にお手頃。
ただし、古い製品ですので凸モールドのオールドタイマーです。
今回このキットを製作したのはちょっと理由がありまして、それはまた別に判明することになります。
どうせ作るなら、と凸モールドは全て凹に彫りなおし。
それだけやれば十分とばかりにあとはそのまま組み立てています。
製作上のポイントとして、後輪の脚柱を機体へ固定する時は瞬着を併用してガチっと固めたほうが良いと思います。
ダボがあるものの取り付け位置や角度が決めにくい上に接着面積が小さいこともあるためです。
完成すればあまり見えない部分に瞬着を充填して硬貨促進剤で一気に固めましょう。
デカールは3種類のマーキングが選択できますが、タイガーミート参加機にする場合、トラ柄は塗装で再現しなくてはいけません。
古いキットですがプロポーションもわりと良い雰囲気にまとまっています。















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