MiG-21 SMT eduard 1/48


1959年のMiG-21Fから改良を重ね、様々なバリエーションの中の一つとしてSMTは登場しました。
航続距離を稼ぐには燃料を搭載するスペースを確保せねばならず、コンパクトな機体ゆえ各種の改修を行わない限りその目的を果たす事はできない為
従来のドーサルスパインを大型化し、実に900リットルの燃料搭載を可能にしました。
これで搭載燃料は3,250リットルになりPFMやSMの2,650リットルから大きく飛躍することができました。
さらに通信社からはこのSMTの写真が何枚も配信されたりしたことから、西側では相当数が配備されているという見方をしていました。
ところが実際のSMTはこの大型化したドーサルスパインのおかげで機体バランスを損ない、飛行特性が悪化してしまうという事態が判明してしまい
実際に配備されたのは1個連隊(約24機)程度というのが実情で、後にこのドーサルスパイン自体もbisとほぼ同じ形状となりST規格というタイプに全て改修されました。

eduardのオレンジラインでは2作目のMiG-21となりました。
大型化したドーサルスパインが新規パーツとして目を引きます。
製作としては2作目ということもあって、パターンが頭に入っているためスムーズに進みます。
最も悩むのは塗装をどれにするか、という事につきると思います。
何せ24機程度しか配備されなかった稀少種。それ故に製品に含まれるマーキングも全てソ連空軍のマーキングとなっています。
実機の写真を探してもなかなか出てこないのはいたしかたなく、その中に全面シルバーの機体はありませんでした。
そんな理由もあって少々面倒ですがイエローのシリアルナンバーがハデな機体をチョイスすることにしました。
後に発売されたウイークエンドでは明るいサンド系迷彩のマーキングがチョイスされていたのでちょうど良かったかも。
MiG-21のこのテの迷彩塗装は非常にいい加減といいますか、特定の塗装パターンは存在しないようなので適当な塗り分けをしても誰も文句を言えないのが良い所です。
迷彩のボケ足も結構あって、グリーン系の色は比較的色味が近いこともあってどこが塗り分けラインなのか非常にわかり難いです。
逆に茶系の色はコントラストがきつく、そのままの色味で塗った状態を見ると「くどい」塗装に見えてしまいます。
そんなちぐはぐな色味を持つ迷彩塗装なので、茶系の明度はやや上げ気味にして退色をきつめに表現することで全体バランスを整えようと試みてみました。
掲載写真では全体的に明るく見えると思いますが、実物はもう少しトーンが暗めの印象になっています。

残るはbisとなっていますが、今度はウイークエンドシリーズのキットを元にして製作したいと思っています。


















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