MITSUBISHI F-2B HASEGAWA 1/72

2011年3月11日、この日起きた東日本大震災では多くの人命・財産・文化に多大な被害と今後長らく癒える事の無い爪跡を残しました。
宮城県にある松島基地においても例外ではなく、海に面した地理であるが故に津波の被害をまともに受けてしまいました。
機体被害はF-2Bが18機、T-4が4機、UH-60Jが4機、U-125が2機(自衛隊発表)という甚大なものでした。
長い道のりになるかもしれませんが東北地方の被災された方々には少しでも早い完全復興を願っております。

今回製作したものはそんな被災した松島基地、そして18機も被災したF-2Bへのエールを送るという意味、
そしてそんなF-2Bで今年のモデリングを締めくくるというテーマで製作しました。
ディテール面ではシートをプラ材やエッチング使用で、ノズル内側もプラ板を追加、放電柵をテグスに置き換え、ピトー管をファインモールドの金属パーツに
といった具合でまとめました。
塗装についてはやはり明るいブルーをどうするか、という事で以前からやってみたかった塗装法をテストしました。
ベースに使うのはクレオス72番。
そこに34番スカイブルーを混ぜて明るいブルーグレーにします。イメージとしては試作4号機の上面に塗られたブルーグレーのような色。
そして65番のインディーブルーをサラサラに薄めたものをかぶせて青味を出していくという手法です。
タンクなどはインディーブルーをしっかり吹き付けることでツヤ加減や色の濃さの違いなども表現可能です。

兵装は翼端にAAM-3キャプティブ弾、主翼下にASM-2訓練弾を計4発という形態にしています。
本来は実機のB型でこのような対艦型兵装を拝見する機会というのはまずないのですが、たくましい姿を再現したくてのチョイスです。















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