Ka-29 HELIX-B HOBBYBOSS 1/72

ロシアにはカモフとミルのヘリコプターメーカーがあります。
その2社が手掛ける機体はそれぞれ個性のある機体が多く、かつ異なる特徴を持ち合わせているためバッティングする機体がまず存在しない事が面白いです。
ミルは比較的、中・大型ヘリを得意としておりMi-26やV-12などギネス級の大型機をモリモリ製作するのが得意。
一方カモフはテールローターを使わない二重反転ローターを用いた小型でコンパクトな機体を得意としています。
日本国内にもカモフのヘリは一時輸入されていた経緯もあり、民間機として数機が運用されていた実績があります。
そのうちの1機(Ka-26)は成田航空博物館に展示されており、独特の機体構造を目にすることが可能です。

さて、キットはホビーボスの製品で箱を開けると多数のパーツが目に飛び込んできます。
機体パーツもそれなりのボリュームですが、武装パーツも非常に豊富であるためボリューム感満点です。
胴体は操縦席と後部キャビンが再現できていますが、後部キャビン内部は完成後まったく見えなくなります。
そんな部分ですが座席などいくつかパーツがあって組み込むようになっています。
操縦席側はフロアー位置がいささか高いのか、計器板の下に余裕がなく実際にこの構造では操縦どころではないような雰囲気です。
しかしながら完成すればその部分も殆ど気にならないレベルなので、神経質に改修などする手間暇はかけずとも十分な仕上りです。
胴体側面には脚柱の接続部分がいくつかあるので、下穴を開けておくのを忘れないようにしないと大変な目にあいます。
二重反転ローターはパーツもそれなりにあるのですが、組みやすくて苦にならないものでした。
武装も豊富に付属しますので、何を搭載するか悩む楽しみまで付いてきます。
今回は機体がコンパクトなので大きめの武装を装備することで見た目のハッタリが効きそうなものをチョイスして楽しみました。

塗装はエアブラシによるフリーハンドで迷彩塗装としました。
キットのインストでは迷彩柄が機体下部までありますが、実機写真などでは胴体中央よりやや下位置までのものが多かったため、それに準じて塗装しています。









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