パテ( 必須でしょうか? )

キットを製作していると、胴体の接着面や主翼の上下合わせ目、その他色々な場所の合わせ目処理をすることになります。
その時、一般的にはパテを使って整形したりします。

私の場合、一般的なラッカーパテやエポキシパテなどの類はよほどでない限り使用しません。
なぜなら、先に記述したように合わせ目を瞬着併用で固定してしまうからです。
胴体と主翼の接合面などは場合によってラッカーパテを充填して、シンナーを含ませた綿棒でサッと拭き取る程度です。

今日の国産キットというのは金型精度も高く、本来であればパーツ同士の接着面に隙間などは出来にくくなっています。
にも関わらず隙間ができるというのはパーツそのものが歪んでいたり、接着面のパーツ表面に何らかの問題があるのが殆どです。

それらをしっかり見極めて擦り合せをすると、概ね良好な接着面を確保できたりします。
あのAモデルのキットですら、その作業をしっかりとすればちゃんとパーツ同士はくっついて形になってくれます。

つまり、「パーツ本来の形をしっかり出す」という作業が最も大切だと思います。

そうすればパテを盛大に盛り付けるような作業も必要なくなります。
ただし、パーツ本来の形にするためにパテが必要になるケースもありますのでそのあたりは別物として考えます。
また、接着面ではなく表面にあるヒケも小さなものであれば瞬着で埋めてしまいます。
瞬着のメリットは、たとえ埋めた場所にモールドやリベットラインがあったとしても透明なので同じ位置にそのモールドなどを再生しやすいということでしょう。
そして、先に記述したようにモールドをPカッターなどで彫りなおしても欠けたり剥離したりすることがまずない、と言う部分です。

ラッカーパテの場合だと、乾燥後のヒケがあるため、それを見越して厚く盛り付けたりすることもありますが
それが乾燥するまで一晩寝かすとか、それを待つ時間がもったいないと思ってしまうのです(笑

もちろんパテを使う方が安心とか、慣れているとかあると思いますし間違いでもないです。
よって、この手法が正しいというお話ではないことをお断りしておきます(^_^;

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