F-16I FIGHTING FALCON (Sufa) HASEGAWA 1/48


F-16は1974年の初飛行以来、38年経った現在でも多くの機体が各国で配備されMSIPの効果もあって現役バリバリであり、日本でも目にする機会の多い機体です。
長年の実戦配備からアップデートや派生型も多く存在しており、この機体をベースに開発された台湾のF-CK-1やイスラエルのラビなど
生まれ変わりとも言える機体が多く存在するのも特徴の一つではないかと思います。

イスラエルではA/B/C/D/Iの各タイプを保有してきましたが、ブロック52アドバンスドの複座型として1999年に50機の発注を行ったモデルがSufaとなります。
大きな特徴としてはAN/APG-68(V)9レーダーへの換装、機体構造変更によるコンフォーマルタンクの追加装備、ドラッグシュート部分を改修して後方警戒レーダー装備、
JHMCS運用能力付与、コックピット前方にIFFアンテナ装備などが中心となっています。
その後オプション扱いだった50機も正式発注され、総数100機の発注数となりました。
これによってイスラエルが取得したF-16シリーズの総数は362機となり、導入数としては生産国のアメリカに次いで第二位の座についています。

Sufaのキットは一時各メーカーがこぞって製品化してちょっとしたブームのような状況になりました。
中でもキネティックは各タイプを製品化しており、当然このSufaもキット化されています。
今回製作したのはハセガワ製のもので、CFTなどのパーツを新規にプラパーツとして用意したものです。
元々プロポーションとしてはバツグンであった同社のキットですが、実機同様初版からは結構時間が経過しておりそこに新規パーツを組み込むという
言わばハイローミックスなキットです。
新規に用意されたパーツそのものはオリジナルの機体への取り付けやフィッティングにおいて何ら問題はなく、スムーズに製作できます。
注意点としては追加パーツを取り付けるためのダボ穴を開け忘れないことくらいでしょう。
今回はアフターパーツでディテールアップはせず、オリジナルパーツだけで組み立てる事で雰囲気重視の製作にしました。
ただ、それだけではSufaの持つ迫力を出し切れないのでハセガワとスカンクワークモデルのウエポンセットを併用して重装備化させてみました。
主翼下のタンクは古いキットパーツのままなので、できればイスラキャストなどから発売されているパーツを使うのがベストです。
また、もしそこまでやるのであれば脚パーツも強度面で限界と思われるのでメタルパーツを組み込む必要性も出てくるでしょう。
つまりハセガワ製のキットでディテールなどに拘ると結構な出費になるのを覚悟しなくてはならず、どうせそこまで費用をかけるのならばいっそ1/32キットで勝負したほうが
理に適うという結果になるかもしれません。
また、今回は久しぶりにパイロットフィギュアを乗せたこともあって普段あまり製作することのない姿になっています。
塗装に関してはグリーンの部分をキット指定ではなく、クレオスの312(グリーンFS34227)に313(イエローFS33513)を加え明度を上げたものを使っています。
迷彩パターンはキットの図面では非常にわかり難いのと、塗り分けラインがちぐはぐな感じがしたのでキネティックの1/72キット付属カラー図面を元にしています。
デカールはキット付属のものからチョイスです。

















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